Loading...

htaccessファイルが動いていなかった原因は名前だった話

htaccessファイルとは「ID/パスワード認証の追加」や「リダイレクト」など数多くのサーバーの動作を操作するためのファイルです。

今回はhtaccessファイルで正規化をするときに、ファイル名のせいで実行できていなかったまぬけな実体験を書いていきます。

htaccessファイルでできること

htaccessファイルではウェブサイトのエラーページを設定できたり、条件を設定してリダイレクト処理をすることができます。

またhtaccessファイルを利用する場合「Apache」のようなWebサーバーソフトを使用しているサーバーでないとアップロードしても効果がありません。有名なレンタルサーバーであれば基本的に大丈夫だと思いますがhtaccessファイルを作成する前に自分のサーバーで使用できるのか調べた方が良いです。

リダイレクト

リダイレクトとは、特定のURLにアクセスした場合別のURLに自動的にアクセスする設定のことです。

ドメインを変更した際に古いドメインにアクセスした人が自動的に新しいページに訪れるために利用することがあります。

正規化

正規化とは、一つのhtmlファイルで複数のページ(ssl化の有無、wwwの有無等)が公開された場合、一つのページにアクセスを集中されることです。

やっていることはリダイレクトですが、自分がhtaccessファイルを使った理由が正規化にあるので紹介しておきました。

ID/パスワード認証の追加

「ベーシック認証」と呼ばれるもので、多くの人が一度は見たことがあるIDとパスワードを入力しないとページにアクセスできないやつです。

操作端末に応じてアクセスページを設定

アクセスした画面サイズが違う端末(PCやスマートフォン)に対してそれぞれの専用用ページにリダイレクトします。

現在では一つのページでレスポンシブ対応をしているサイトが多いので、特別な理由がない限り利用されないようになりました。

アクセスの禁止

アクセスを禁止したいページのリダイレクト設定を変えることで、特定のページだけアクセスを禁止することができます。

自分や関係者だけのグローバルIPアドレスによるアクセスを許可して、他人のアクセスを禁止することや、会社で使っているローカルIPアドレスのアクセスを許可して、会社にいるときだけでそのページを利用できるようにできます。

エラーページ設定

「404-Not Found」のようなエラーコードが発生した場合、自身が作った404ページを表示することができます。

レンタルサーバーを利用してい場合、404などはその会社が作ったページを表示されることが多いです。レンタルサーバーのページが出てくると少し不恰好なので、エラーページも設定しておきましょう・

htaccessファイルが動いていなかった話

当サイトのindexページが複数の重複コンテンツ(ssl化の有無、wwwの有無、index.htmlの有無)があってどれが正解なのかわからないとGoogle Search Consoleに言われていました。

そこで正規化をしようと一つのページにリダイレクトするようにコードを書いて「tekitou.htaccess」という名前のファイルをindex.htmlと同階層においていたのですが全くリダイレクトされていませんでした。

初めはラグがあって時間がたたないと実行してくれないのかと思っていましたが、数日経っても実行されないのでコードが間違っているのか調べてみたところ htaccessファイルは「.htaccess」という名前でないと実行しないようです。

今まで色々なファイルを作成してきて「任意の名前.拡張子」というのが当たり前の自分にはかなり驚きの結果でした。

他のファイルと違いhtaccessファイルは一つでいいので名前もいらないのでしょう。

隠しファイル

なんやかんやあって「tekitou.htaccess」ファイルを「.htaccess」に名前を変えたところファイルが消えてしまいました。

自分が使っていたFTPソフトでは「.htaccess」のように「.」から始まるファイルは隠しファイルと呼ばれ非表示にされる設定でした。

環境設定や表示設定で隠しファイルを表示できるようになると薄らと見えて確認できるようになりました。

試してはいませんが、隠されているだけなので見えなくても実行してくれると思います。

リダイレクトを確かめる

実際に正しいhtaccessファイルを設置するとすぐにリダイレクト処理が実行されるようになりました。

リダイレクトを確かめる方法として「実際にリダイレクトページに飛んでブラウザの開発ツールで確認する方法」と「リダイレクトチェックツールを使って確認する方法」の2種類に分けられます。

個人的にurlを入力するだけのチェックツールを利用した方が簡単に分かりやすかったです。ohotuku.jpさんのチェックツールページを置いておいたので使ってみてください。

まとめ

htaccesssファイルの設置方法をよく調べずに適当に行動した者の末路話はいかがだったでしょうか。

リダイレクトができていないと評価が一定でないといったSEO評価に関わってきます。正規化が終わっていない人はしっかりと終わらせておきましょう。