Loading...

工事無しで回線速度を上げる方法

当ページでは、契約しているインターネット回線を最大限の回線速度で利用できるように紹介します。

ネットの調子が激しく動画がカクつく、ゲームがラグいなど回線の速度を改善したい人はぜひみてください。

回線速度を改善する方法。

ルーターや光回線契約などで十分に速度が出るものを契約しているのに、回線が悪い場合があると思います。

自身がインターネット回線を利用するときに情報の伝達は以下の順番(追加で何かある場合もあります)で伝わっていきます。

  1. WAN(回線事業者、プロバイダ)
  2. ONU(回線事業者)
  3. LANケーブル
  4. ルーター
  5. LANケーブル 無線
  6. パソコン、電話、スマホ等

例えば契約している回線で家に着く(ONU)までダウンロード速度が500Mbps出ていたとします。

ルーターが最大400MbpsでLANケーブルが最大50Mbpsだと最終的には50Mbpsになります。

  1. 【500Mbps】WAN(回線事業者、プロバイダ)
  2. 【500Mbps】ONU(回線事業者)
  3. 【50Mbps】LANケーブル
  4. 【50Mbps】ルーター(ルーター自体は400Mbs出せる)
  5. 【50Mbps】LANケーブル 無線
  6. 【50Mbps】パソコン、電話、スマホ等

つまりパソコンで300Mbps出したい場合全ての経路で最低300Mbps出さないといけません。

今回はそれぞれの地点別に何をすればいいのかを詳しく書いていこうと思うので、自身の回線はどこで詰まっているのか確認してみてください。

回線業者

まずは契約している回線の最大Mbpsを確認してみてください。

次に現在パソコンやスマホで出せている回線速度を以下のサイトで調べてみましょう。

fast.comではサイトのリンクを踏んだ瞬間に計測を始めてすぐに結果を押してくれます。

結果が出たら詳細を押して詳しい情報を確認してください。

gate02ではリンクを踏んだら測定開始を押して結果を確認してください。

サイトによって相性や誤差はあるのでいくつかのサイトで調べて平均速度で考えてみてください。

動画を見たりゲームをするのに情報を受け取るのに必要なのがダウンロード、動画を上げたり配信するのに情報を発信するのに必要なのがアップロードです。

契約している回線の最大Mbpsと同じくらい出せているけどさらに回線を上げたい場合は回線業者を見直した方が良いです。

回線の種類やメリット・デメリットで悩んでいる方はこの記事「SIMかWi-Fiのどっちがいい?回線はどうする?」を参考にしてみてください。

プロバイダ

回線業者が家に回線を繋げたところで、インターネットは利用できません。

プロバイダがIPアドレスを発行すると、インターネットが回線を利用して家に届きます。

プロバイダでかなり回線速度が変わることはないと思うので、大幅に回線を変えたい場合は気にしなくて良いと思います。

LANケーブル

正直大体の回線が遅い人の原因がLANケーブルだと思います。

特に光回線を利用していてルーターも良いものを使っているのに、回線が遅い人はこれが原因だと思います。

ケーブルにはカテゴリがあり、それぞれの最大通信速度と伝送帯域が以下のようになります。

規格 最大通信速度(bps) 伝送帯域(Hz)
CAT5 100M 100M
CAT5e 1G 100M
CAT6 1G 250M
CAT6A 10G 500M
CAT7 10G 1000M
CAT8 40G 2000M

伝送帯域とは、情報を送るのに使われる周波数の最高周波数と最低周波数の差を示しています。

この値が高いほど通信が安定した通信が可能になります。

そのためCAT6AとCAT7は最大通信速度は同じですがCAT7の方が圧倒的に安定します。

LANケーブルの真ん中辺りに基本的に規格が書いてあるので自身のLANケーブルの規格を確かめてみてください。

おすすめの規格

回線の使い方別におすすめの企画を紹介します。

動画視聴目的

動画視聴を目的とする場合、おすすめの規格はCAT5e、CAT6、CAT6Aのどれかです。

これらは最大通信速度が1Gbps以上、伝送帯域が100MHz以上ですので動画をみるだけならCAT5e以上あれば十分だと思います。

オンラインゲーム目的

ゲーム目的と一概に言っても、ゲームに種類によって求められる回線速度が違うと思います。

RPG、シミュレーションゲーム、スマホゲーム

RPGやシミュレーションゲームのようなゲームであれば、CAT5e、CAT6が推奨されます。

シューティングゲーム(FPS/TPS)

シューティングゲームのような相手との同期が大切なゲームではCAT6、CAT6A、CAT7が推奨されます。

アクションゲーム(格闘ゲーム)

格闘ゲームのような0.数秒といった少しの時間のラグや通信の安定さが必要なゲームはCAT7が推奨されます。

CAT8は業者が使うようなLANケーブルなので格闘ゲームだとしてもCAT8まで行かなくて大丈夫です。

ルーター

本来プロバイダからもらうIPアドレスは一つで一つのデジタル機器にしか回線を繋げられません。

しかしルーターを利用することで一つの回線を複数のデジタル機器で利用できるのになります。

つまりパソコン一台でしか回線を利用しない場合、ルーターは不要です。

そんな機能を持つルーターについて、接続が不安定な時の対処法、新しくルーターを買うときに気にした方が良い機能について紹介します。

急に接続が不安定になった場合

ルーターも電子機器であるため長期間稼働し続けていたら急に接続が不安定になることもあります。

そんなときは電源を落として、再起動、再接続をしてあげてください。

IPv6を利用する方法

IPアドレスは従来からIPv4と呼ばれる32ビット、約43億個のアドレスで利用されてきました。

しかし近年のインターネットは爆発的成長を遂げておりアドレスの数が足りなくなると言われています。

そこで開発されたのがIPv6と呼ばれる128ビット、約340澗のアドレスです。

IPv4では「PPPoP」のみの接続でしたが、IPv6では「PPPoP」に加え「IPoE」の両方で接続できます。

「IPoE」は利用率が少なく快適な接続が可能になっています。

IPv4 over IPv6

IPv4 over IPv6とはルーターの機能でIPv6の「IPoE」を利用して従来からあるIPv4を利用する機能です。

これは契約しているプロバイダとIPv4 over IPv6を対応したルーターではないと使えないので注意してください。

無線(Wi-Fi 4G)

スマホを利用しているときに急に重い、ラグいと感じることはある場合について周波数が原因の可能性があります。

2.4GHzと5GHz

ルーターからスマホに届く電波は2.4GHzと5GHzの2種類の周波数帯があり、それぞれメリット・デメリットが存在します。

自身のwi-fiではどちらを利用しているかを確認して適切な周波数帯を利用できるようにしましょう。

2.4GHz

メリット

遠くまで電波が届き、壁や床があっても障害物を超えて電波が届く

デメリット

電子レンジなど同じ2.4GHz帯の周波数を利用している電子機器の影響を受ける

ルーターから遠い場所でスマホを利用している方は2.4GHz帯を利用すると良いです。

またスマホを利用していて急に重く感じる時がある人は、2.4GHzを利用している可能性が高いです。

電子レンジなどの電子機器の影響を受けるので常に通信を安定させてい人は5GHz帯をお勧めします。

5GHz

メリット

ほとんどWi-Fi専用周波数帯のため安定していて、通信が早い

デメリット

壁や床など障害物で通信が不安定になる

5GHzはWi-Fi以外で利用することが少ない周波数帯のため、他の電子機器の影響が少なくです。

通信を常に安定させておきたい人は5GHz帯を利用すると良いです。

また壁や床など障害物に弱いためルーターの近くでスマホを利用しない場合は2.4GHz帯をお勧めします。

まとめ

スマホの回線に問題がある時、回線業者、プロバイダ、LANケーブル、ルーター、周波数帯など気にすることはたくさんあります。

大変だとは思いますが一つ一つ確認していきどこに原因があるのか究明をして、改善していってください。