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【強いAI・弱いAI】特化型や汎用型など人工知能の分類を紹介 | AI用語解説

インターネット社会が進み、数十年前までは映画やアニメでしか登場しなかったAI(人口知能)が随分と身近なものになりました。

プログラミング言語でも「Python」のように、機械学習に強い言語の需要が高まってきています。

みなさんは「AI」と聞いてどのようなものを思い浮かべますか?
「AI」はとても幅が広く、「人類を滅ぼすようなAI」から「人間の顔を認識するだけのAI」まで全てAI(人工知能)と呼ばれます。

そのためAIと一概に言っても「強いAI」「弱いAI」と言った分類や、「汎用型AI」「特化型AI」という分類があります。

AIの種類は大きく4パターンに分けられ、内容もすぐに理解できると思います。AIの勉強をしたい方は是非覚えておきましょう。

強いAIと弱いAI

人口知能の分類で特に注目されているのが、「強いAI」「弱いAI」の分け方です。

AIの強い・弱いは境界が少し曖昧なため、特定のAIについてこれは強いか弱いのか論争が行われていたりします。
本文は主観が多く入っていると思うので注意して閲覧してください。

強いAIとは

「強いAI」とは、人間よりも優れた考えができるAIのことです。有名なものとして映画「ターミネーター」がわかりやすいと思います。

強いAIは現在まだ作られていないと考える人もいますし、音声を認識して会話をすることができる「Siri」のようにビックデータで学習したAIを強いと呼ぶ人もいます。

ディープラーニングやネットの普及により、AIの開発環境が格段に上がってきています。全ての人間が強いと認めるAIも近しい将来作れるのかもしれません。

弱いAIとは

「弱いAI」とは人間が決めたルールによって推論を行うAIのことを指します。またAIのほとんどが「弱いAI」に分類されます。

現在身近なAIは全て弱いAIと呼べます。スマートフォンの「顔認識」「指紋認識」、乾燥機や洗濯機の重量を測り時間を設定する「自動設定」など多くの弱いAIが生活に利用されています。

汎用型AIと特化型AI

「汎用型AI」「特化型AI」は区別しやすく

汎用型AIとは

「汎用型AI」とは、人間のようにどのような問題でも推論することができるAIのことです。アニメの中ですが「ドラえもん」が究極的な強い汎用型AIと言えます。

汎用型AIは人間のような柔軟な思考をする必要があるため、弱い汎用型AIでも作るのは難しいです。

ドラマやアニメ、漫画でよくある自立した人間のようなAI、「強い汎用型AI」は現在の技術では作ることはできません。しかし将来作れるようになった場合、その時AIが人間を超えたと言えるでしょう。

特化型AIとは

「特化型AI」とは、とある分野に特化した能力を持つAIのことです。有名な特化型のAIとして「将棋AI」が挙げられます。

「将棋AI」は「将棋」という専門分野に特化したAIのことで、ものによってはプロ棋士よりも強く、より深い思考をすることができます。

現在の技術では汎用型AIで人間よりも強い思考をすることは厳しいです。そのため人間よりも高度な知能を求められる場合、基本的には特化型AIを作成することになります。